2024年03月16日

「再チャレンジ」における戦略的思考

「宅建試験」は、難関試験です。
だからこそ、価値があるのですが、複数回受験することとなった方は、
初学者の時とはまた違った、学習方法の工夫が必要になってきます。

私は、基本となる学習方法として、
①ペースメイク
②テキストの読み込み
③過去問演習

の3本柱を挙げていますが、
再挑戦の場合には、これに各々アレンジをして行かなければなりません。
例えば、
①・・・もし、通学講座に通わないのであれば、何月ごろから学習をはじめたらいいか、
    現在のご自分の実力と相談して、スタート時期を決めるべきです。
    (基礎力があるのであれば、6~7月頃からのスタートで大丈夫でしょう)

②・・・まずは、ご自分の弱点である項目(「契約不適合責任」とか「抵当権」とか)を
    書き出し、ネット等を活用して、これまで使っていたテキストとは違う表現の
    解説や具体例に触れてみることで、新たな発見があるかも知れません。

③・・・一般的には、「四肢択一」の過去問を解くことが過去問演習ですが、
    今後は「一問一答式」による過去問学習をおすすめします。
       これにより、「四肢択一」の演習では可能だった、消去法を使って正答を導くことが
       できなくなりますので、より精度の高い知識を習得するきっかけになるでしょう。

また、「教材にかけるお金」ですが、問題集やサブテキストなど、
トータルで1~2万円くらいは、悩まずに投資しましょう。
「再受講」の数万円も、惜しむべきではありません。
なぜなら、あなたが合格すれば、そのお金は数百、数千倍になって返ってくるからです。
その程度の自己投資にビクビクしているようでは、大きな果実は手に入りません。

宅建は、「受かるか、受からないか」ではなく、「受かるか、あきらめるか」です。

     「宅建試験合格」を志した以上、受かるまでやるべき です。

さあ、残された時間は”ある”ようでいて、それほど”ありません”。

頂上に向けて、充実した日々を送りましょう!


「再チャレンジ」における戦略的思考



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Posted by 久保 剛(くぼ たけし) at 09:00 │学習方法